入力画像にある単一のバーコードの位置を特定します。
*本ページはFuture Processing社の許可の下、Adaptive Visionの当該Filter Referenceページを和訳化したものです。
名称 | 種別 | 範囲 | 説明 |
inImage | Image | 入力の画像 | |
inFormat | BarcodeFormat* | バーコードのフォーマット | |
inMinGradientLength | Real | 0.0 - ∞ | バーコード検出に使用されるエッジ画素の最小濃淡長 |
inBaseBarWidth | Integer | 1 - ∞ | 最狭バーの予測幅 |
inScanCount | Integer | 1 - ∞ | バーコード検出に使われる走査線の数 |
inScanWidth | Integer | 1 - ∞ | 一走査の幅 |
inMinStrength | Real | 0.0 - ∞ | 抽出したエッジの最小濃度 |
inSmoothingStdDev | Real | 0.0 - ∞ | 各走査で抽出したプロファイルに適用したガウシアンスムージングの標準偏差 |
outBarcodePositions | Rectangle2DArray | 検出したバーコードの位置 | |
diagGradientImage | Image | 濃淡方向の画像 | |
diagBarcodeCandidates | Rectangle2DArray | 追加で調査した高濃淡値の箇所 |
実質的な検知をせずにバーコードの検出を行う場合。通常この後にRecognizeBarcodeフィルタが続きます。
(左)フィルタが任意の角度で回転されたバーコードを検出 (右)プラスチックシートに印字された低品質バーコード
(左)シュリンク包装された包装のバーコード (右)ぼやけた画像のバーコード
(左)反射するシュリンク包装のバーコード (右)一般的な330ml缶のバーコード
(左)本の出版情報を表示するアドオン2桁付EAN-13 (右)価格提示用のアドオン5桁付EAN-13
バーの最小幅に関する要件
バーコードを正確に検出できるよう、バーの一番細い幅が少なくとも1.5ピクセルあるようにして下さい。
バーコードのフォーマットに応じて、ガードパターンか開始・終了コードパターンが読み取れるようにする必要があります。
ファーマコードの使用
ファーマコードのバーコード種別はどちらの方向でも正しく読み取れます。両方向から結果を得られるようにするには、Pharmacode及びPharmacodeInversedのバーコード種別を使用して下さい。
ファーマコードをデコードする前に、コードの傾きの角度が-45°から135°の範囲で標準化されます。これによりデコードがより安定します。
Pharmacode = 23及びPharmacodeInversed = 16としてファーマコードを別々の方向から読み取った結果
相対座標体系の使用
ローカル座標体系の詳細情報に関してはこちらの記事(作成中)を参照して下さい。
この操作はマルチコアとマルチプロセッサシステムの自動並列化に対応しています。
このフィルタはアドバンスドの難易度でご利用頂けます。
このフィルタはDetectBarcodesフィルタグループのメンバーです。