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AdaptiveVision4.11 リリースノート

Adaptive Vision Studio 4.11 リリースノート

2018年9月19日

フィルターの新機能及び改良点

・変更:LocateSingleObject_Edges / LocateMultipleObjects_Edges入力パラメータ変更

'inIgnorePolarity'に代わる2つの新しいパラメータ'inEdgePolarityMode'と'inEdgeNoiseLevel'が追加されました。新バージョンには、一部のトリッキーなアプリケーション特有の難問に適応するための機能が追加されています。

inIgnorePolarity = Trueを使用していた場合は、プログラム内で手動にてinEdgePolarityMode = Ignoreに設定する必要があります。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/TemplateMatching/LocateSingleObject_Edges.html

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/TemplateMatching/LocateMultipleObjects_Edges.html

 ・新機能:カメラキャリブレーションツールが完全に再設計されました。新しいツールを使用するとレンズ歪みや遠近による歪みがある場合でも画像の平行化やピクセル座標からワールド座標系への点などの変換を簡単かつ正確に実行することができます。画像結合やハンドアイロボットの調整などのアプリケーションが可能になりました。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/machine_vision_guide/CameraCalibrationAndWorldCoordinates.html

  ・新機能:LocateSinglePointPattern / LocateMultiplePointPatterns追加

これは、入力データが画像ではなく検出された特徴点の集合である場合に擬似テンプレートマッチングを実行することができるフィルターです。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/Geometry2DFitting/LocateSinglePointPattern.html

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/Geometry2DFitting/LocateMultiplePointPatterns.html

 ・改善:Adaptive Vision Library

インプレース処理が行えない関数で入力と出力に同じ値が使用されている場合に明示的に検出されるようになりました。

https://docs.adaptive-vision.com/current/avl_lite/introduction/ProgrammingConventions.html#inplace

・変更:LoopMinimumおよびLoopMaximumに入力パラメータ'inValue'追加

'inObject'と関連付けられた'inValue'が入力パラメータに追加され、この値が最小もしくは最大の場合のオブジェクトを返します。実用的なアプリケーションでこれらのツールを使用するのが簡単になります。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/LoopUtils/LoopMinimum.html

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/LoopUtils/LoopMaximum.html

・新機能:PhotometricStereo_Perform追加

4つの異なる側面から照らされた静止物体に対して、いくつかの本当に素晴らしい結果が得られます。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/ImageAnalysis/PhotometricStereo_Perform.html

 ・新機能:ReadSinglePDF417Code / ReadMultiplePDF417Codes追加

PDF417コードの検出・認識を行うフィルターが追加されました。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/Datacodes/ReadSinglePDF417Code.html

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/Datacodes/ReadMultiplePDF417Codes.html

 ・改善:ReadSingleBarcode / ReadMultipleBarcodes修正

Code39コードの読み取りが大幅に強化されました。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/Barcodes/ReadSingleBarcode.html

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/Barcodes/ReadMultipleBarcodes.html

 ・新機能:RegionCaliperDiameter追加

このフィルターは入力領域全体を含む平行線間の最長および最短幅を算出します。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/RegionFeatures/RegionCaliperDiameter.html

  ・新機能:avl::CancelCurrentWork / avl::ResetIsCurrentWorkCancelled追加

別のスレッドで実行されるツールの実行を安全に停止できるようになりました。

https://docs.adaptive-vision.com/current/avl/functions/AVLCommon/CancelCurrentWork.html

https://docs.adaptive-vision.com/current/avl/functions/AVLCommon/ResetIsCurrentWorkCancelled.html

 ・新機能:AdjustPointGrids3D追加

3D点群内のオブジェクトの正確な位置を見つけるために使用できます。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/Point3DGridFitting/AdjustPointGrids3D.html

 ・改善:GradientImageがAVX2命令セット用に最適化されました。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/ImageLocalTransforms/GradientImage.html

 ・改善:ResizeImage / ResizeImage_Relativeにおいてバイリニア補完法による画像のサイズ変更が最適化されました。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/ImageSpatialTransforms/ResizeImage.html

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/ImageSpatialTransforms/ResizeImage_Relative.htm

  

最新のパフォーマンス分析については

https://www.adaptive-vision.com/en/technical_data/performance/

を参照してください。

 

 

Deep Learning

・新機能:DeepLearning_LocatePoints追加

入力画像上の特徴点を探すことによって物体を検出することを可能にします。

参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=N56UDQgpJbc

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/studio/filters/DeepLearning/DeepLearning_LocatePoints.html

 ・新機能:Adaptive Vision Deep Learning Editor追加

ディープラーニングモデルをトレーニングするためのスタンドアロンアプリケーションが追加されました。現場のPCにAdaptive Vision Studio Professionalをインストールしなくても、学習を行うことができます。

 ・改善:すべてのディープラーニングツールはCUDAバージョン9に基づいています。

・新機能:DeepLearning_IsServiceRunning追加

このフィルターはDeep Learning Serviceが実行されていることを確認します。ランタイムシステムのエラー診断に使用できます。

  ・改善:学習を行う際に、反復回数だけでなく、さまざまな学習終了条件を指定できるようになりました。

 

 

AVL.NET(再設計)

以前のバージョンからのアップグレード後にユーザーコードが無効になる可能性がある多くのAPIの最適化と変更が行われています。

こちらがクイック移行ガイドです。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/avl/net/gettingstarted/migration_guide.html

・変更:出力パラメータのout装飾子

現在、ほとんどの場合、"out"修飾子は削除されています(それらは構造体と構造体型のためだけに残されています)。これにより、ツールはすでに割り当てられている出力データのメモリを再利用できます。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/avl/net/gettingstarted/migration_guide.html#outmodifier

 ・変更:AvlNet.NullableRef <T> / AvlNet.SafeNullableRef <T>導入

AVL.NET APIを読みやすく、わかりやすくするために、AVL参照型に上記を導入にしました。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/avl/net/gettingstarted/migration_guide.html#nullable

 ・変更:.NET配列をSystem.Collections.Generic.IList<T>へ置換

AVL関数におけるatl::Array<T>.NETに相当するものとして.NET配列をSystem.Collections.Generic.IList<T>に置き換えました。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/avl/net/gettingstarted/migration_guide.html#arrays

・変更:ネイティブラッパー型、IList<T>型、またはnull許容参照型のtypeプロパティが、親オブジェクトの内部状態のビューになりました。これにより、一時的なオブジェクトを使わなくても、複合オブジェクトに直接アクセスできます

・新機能:使い捨てのAvlNet.SafeList<T> / AvlNet.SafeNullableRef<T>導入

使い捨てのリスト要素とnull入力可能な参照項目の管理を容易にするために使い捨てのAvlNet.SafeList<T>と使い捨てのAvlNet.SafeNullableRef<T>を導入しました。これと"out"修飾子を削除して組み合わせることで、関数出力でリストやNULL可能な参照がある場合に "using"句を効果的に使用することができます。

・変更:キャンセルロジックの統合

AVL.NETのフィルターキャンセルは、ネイティブAVLのキャンセルロジックと統合されました。これまで、AVL.NET関数は実行前に常にキャンセルを中止していましたが、今後はユーザーが手動でフィルターのキャンセルを中止する必要があります。これにより明示的なキャンセルが呼び出されたとしても予期しない機能実行が生じる問題を解決します。

https://docs.adaptive-vision.com/4.11/avl/net/gettingstarted/migration_guide.html#cancellation

 

  

.NETマクロフィルターインターフェース

・改善:実行エンジンとの間でやり取りされるAVL.NET型のシリアライゼーションとデシリアライゼーションが再設計されました。

・修正:Macrofilter .NETインターフェイスアセンブリにエクスポートされているユーザータイプが変更されてもアセンブリの再構築が強制されず、アセンブリが最新の状態であると見なされていたので修正しました。

・改善:ジェネレータダイアログで、アセンブリのコンパイル段階でのエラーを防ぐために、依存するユーザータイプが自動的に選択されます。

 ・改善:ジェネレータダイアログのUser Types and Macrofilters項目に詳細ツールチップが追加されました。無効化された項目は無効化の理由に関する情報を提供します。

 ・既知の問題:使い捨てのフィールド(例:Image、Region)を含むユーザータイプは手動で管理する必要があります。つまり、すべてのフィールドはユーザーが別々に配置する必要があります。

 

 

書き込み可能なグローバルパラメータ

・新機能:グローバルパラメータが変数になりました。それらはReadParameterとWriteParameterという特別なフィルターで読み書きすることができます。

この新機能は比較的まれな状況でのみ使用されることを意図しており、フィルター間の接続ネットワークを置き換えるために使用されることは意図されていないことに注意してください。書き込み可能なグローバルパラメータを使用することをお勧めする特定の用途の1つは、受信管理です。

 

 

Profinetのサポート

・新機能:Profinet通信はHilscher製ハードウェアカードを通してサポートされています。

この機能を使用したい場合は、まずテクニカルサポートにご連絡ください。

 

 

その他

・新機能:Photoneo社の3Dスキャナーがネイティブサポートされます。

・変更:フィルターのパフォーマンス統計がマクロフィルターのインスタンスごとに計算されるようになりました(以前はすべてのインスタンスの平均)。

・新機能:.NET HMIデザイナに"HideSelectors"という名前の新しいプロパティが追加されました。これにより、画像やアライメントの選択欄の表示・非表示の選択が可能になりました。スタジオのHMIデザイナでは以前より可能でしたが、AVL.NETでも可能になりました。

・新機能:フィルターに関する基本的なドキュメント(説明とアプリケーション)を複数の言語(英語、ドイツ語、中国語、日本語、ポーランド語)で利用できるようになりました。

・新機能:

CMakeのサポートインストール後にCMakeのfind_package(AVL CONFIG REQUIRED)呼び出しを使用してAVLおよびAVL_Liteライブラリを検出できるようになりました。メカニズムはWindowsとLinuxの間で移植可能です。いくつかの例はそれを使用するように修正されました。アプリケーションをLinuxに移植する必要がある場合は、CMakeの使用をお勧めします。

 

 

英語版