Adaptive Vision 5.6 リリース情報

Zebra Aurora Vision Studio™ 5.6 リリース:ディープラーニングとOCR機能がさらに進化
Zebra Aurora Vision Studio 5.6がリリースされました。今回のアップデートでは、ディープラーニングツールのアーキテクチャ刷新による精度向上、OCR(光学文字認識)の強化、そしてWebHMIのセキュリティ向上など、外観検査や自動化システムをより高度に構築するための強力な機能が多数追加されています。
以下に、バージョン5.6の主なハイライトをご紹介します。
1. OCR機能の進化とOCV(光学文字照合)の公式サポート
- 認識精度の向上: ディープラーニングベースのOCRモデル(DL-OCR)が、より大規模なデータセットと拡張されたデータ拡張(オーグメンテーション)によって再トレーニングされ、認識精度がさらに向上しました。
- OCVサポート: OCV(光学文字照合)アプリケーションが公式にサポートされ、前バージョン(5.5)と比較して文字品質の評価精度が大幅に高まっています。
- OCR-A対応の拡大: 「OCR-A」モデルが、より幅広い文字サイズに対応できるようになりました。
2. ディープラーニングのアーキテクチャ刷新と最新GPU対応
- 位置決め精度の飛躍: 「DL_LocateObjects」ツールが全く新しいアーキテクチャベースとなり、検出精度が著しく向上しました。
- 異常検知の柔軟性向上: 異常検知(Anomaly Detection)ツールにおいて、マスキング機能および複数の関心領域(ROI)の設定が新たに可能になりました。
- RTX 50xxシリーズ対応: トレーニングエンジンがCUDA 12.8をサポートし、最新のNVIDIA RTX 50xxシリーズのGPUを活用した高速な処理が可能になりました。
- 検証データなしでの学習: すべてのディープラーニングツールにおいて、検証セット(Validation set)なしでの学習が可能になりました(※精度の観点から、引き続き検証画像の使用が推奨されています)。
3. WebHMIの表現力とセキュリティ強化
- セキュアな通信: WebHMIが「HTTP over SSL」に対応し、プライベートネットワーク以外でも暗号化された安全な利用が可能になりました。
- 新しいUIコントロール: プログレスバー(進捗)や円グラフのコントロールが追加されたほか、画像のズーム機能など多数のユーザビリティ向上が図られています。
4. 新しいフィルター(画像処理ツール)とデータ連携
- 高速バーコード読み取り: Code128およびPDF417を極めて高速に読み取る新しいツール「ReadBarcodes_Z」が追加されました。また、データコード読み取りツールで1Dコードの読み取りも可能になっています。
- JSONデータのサポート強化: データ構造をJSONフォーマットに変換する「SerializeToJson」、およびその逆を行う「DeserializeFromJson」フィルターが新たに追加され、外部システムとのデータ連携が容易になりました。
5. 最新ハードウェアのサポート拡張
- 新たに「Zebra Rapixo CXPカード」や「Intel RealSense SDK」がサポート対象に追加されました。
- GigE VisionおよびGenICamインターフェースにおけるエラー処理やレポート機能が改善され、より安定したカメラ接続を実現しています。
Aurora Vision 5.6は、製造現場で求められる「より速く」「より正確な」検査ニーズに応えるため、AI(ディープラーニング)と従来のルールベース画像処理の両面で大幅なブラッシュアップが図られています。既存システムの精度向上や、新たな自動化プロジェクトにぜひご活用ください。
リリースノート(英語) https://docs.adaptive-vision.com/release_notes/
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