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Ver4.9リリースノート

Adaptive Vision Studio 4.9 リリースノート

2018年4月23日



HMI管理:StudioおよびAVL.NET

・新規:弊社特別のHMI管理(ZoomingVideoBox, AnalogIndicator, OnOffButton等)において、AVL.NETとの利用が可能になりました。アプリケーションをStudioからC#プロジェクトへポートすることが更に容易になります。

・変更:VideoBoxにて、標準のWindows管理により対応できるよう、マウスの上下時の挙動が修正されています。

・新規:ZoomingVideoBoxに、新しい出力(outLeftClick、outMouseMove)が追加されました。

・新規:ユーザー種別が.NET Macrofilterインターフェースでサポ―ト対象となりました。

・新規:.NET MacrofilterインターフェースのDLLファイルが新バージョンの作成と署名の入力に対応となりました。インターフェースが署名入りのアプリケーションで使えるようになります。 3Dマシンビジョン

・新規:Gocatorの「セクション」への対応が追加されました。

・新規:当社2Dライブラリでご存じ頂いている形状合わせ(Shape fitting)フィルタが3Dでも利用可能です。

・新規:ProfileデータがX軸の補正・縮尺情報を含むことが可能になっています。実世界の個体における3D読取が可能になります。

・変更:Gocator_GrabResampledProfileがPoint2DArrayの代わりにProfileを返します。

・新規:新規ベーシックフィルタ:RemoveInvalidPoints3D, CropSurfaceByPlaneProximity, CropSurfaceByNeighborsProximity, GetSurfacePoint, GetSurfaceElement.(*)

・新規:点群を.STLファイルおよび.PLYファイルから読み込むことができます。(*)

・新規:3Dデータプレビューを直交射影に切り替えることができます。(*)

・新規:領域をオープンベースのプリズムとして3Dデータプレビュー上で視覚化できます。(*)

新規:軌道が3Dデータプレビュー上で湾曲した垂直な壁のように視覚化できます。(*)

・改良:ベーシックな3Dフィルタを全て実装した後、ツールボックスの構成を改定しています。(*)

・変更:デフォルトで3Dデータが垂直軸(設定によりX軸かY軸かになります)に沿って色付けされます。 結果ウィンドウと検査ステータス

・新規:ウィンドウ「結果(Results)」が新しくできました。プログラムエディタ内で選択されたフィルタに関して以下の項目を表示します。 名称、種別、現行値 限度値、現状の良/不良表示と良/不良統計 統計関連:下限、上限、平均、中間、歪度

・新規:個々のフィルタの出力だけでなくフィルタ自身も検査結果(良・不良)を表示するステータスのプロパティ(Boolタイプ)を持つことができます。



対象領域

・新規:RegionOfInterestという名称の新規データ種別ができました。これは長方形、円形、多角形、そして領域の集合体です。これにより、(a) 幾何プリミティブを対象領域として使用しやくなります(よって、CreateRectangleRegionや類似のフィルタを使用する必要がなくなります);(b) 基礎的な対象領域をエディタ内で描画しやすくなります;(c) HMI内で対象領域を扱いやすくなります。 新規ツール、改良ツール

・改良:画像・領域の変形処理が大幅にスピードアップしました。

・改良:画像描画フィルタ数点が大幅にスピードアップしました。

・変更:画像のローカルな極値に対するフィルタには出力が複数個ありました。これらが構成内で一本化され、フィルタには出力が1個のみとなっています。

・修正:GetArrayElement_OrNilフィルタにて、inInversが真となる場合にNil値を返すところを代わりにDomainErrorをスローしていた点を修正しました。(*)

・変更:分かりづらかったフィルタの名称を変更し、簡略化しました。 MergeWithDefault à MergeDefault JoinArrays_OfArray à FlattenArray JoinArrays_OfLoop à AccumulateArray LastMultipleObjects à AccumulateElements

・修正:CombineSpatialMapsが画像の乱れを発生させていました。現状は全て正常にしてあります。 (*)

・変更:PointOnLineProjectionや類似のフィルタにおいて、一般的な慣習との兼ね合いからProjectPointOnLine等に名称を変更しました。

・改良:当社のData Matrix読取機能がinContrastPerturbationsのパラメータを伴い拡張されました。このパラメータはより信頼性の高い検出を目的として、別々のパラメータの確認を可能にしています。(*)

・改良:時間がかかるData Matrix検出をキャンセルできるようになりました(開発環境にて)。(*)

・改良:2D Edge DetectionフィルタをUINT8ピクセル向けに大幅に最適化しました。

・新規:動的しきい値がMedianとMiddleのフィルタリングでも利用可能です(以前まではMeanのみで利用可能でした)。

・改良:PCAフィルタが変更されました。現行では次の3種となりました: (Create/Apply/Reverse)PCATransform.

・改良:2D Edge Detectionフィルタにて、ノイズのある画像に対して大幅にスピードアップと改良をしました。

・改良:画像から実距離の簡単な変換ができる新規フィルタPixelToRealDistanceがあります。コンスタントなバイアスを追加パラメータとしてサポートしています。

・改良:ProfileSectionsフィルタにおいて、最小・最大差やセクション幅の設定に関する入力を新規に追加しました。

・改良:ResizeImageフィルタを整数倍率に対して最適化しました。



その他

・改良:Region、Path、Profileのデータが内部データバッファをコピーせずにフィルタから返されるようになりました。パフォーマンスとメモリの使用を最適化します。

・修正:Adaptive Vision ExecutorがWindowsシステムのシャットダウンを遮ることがなくなりました。(*)

・修正:以前はユーザーフィルタがリリースモードでNDEBUGの定義を定めていませんでした。

・新規:ユーザー種別が式のブロックで利用可能になりました。

・修正:AVL.NETに関する図書に誤りがあり、入力内容と記載内容の間に不一致が数点ありました。

・新規:Visual Studio 2017がユーザーフィルタの作成に対応するようになりました。 (*)

・改良:Adaptive Vision Library for Linuxの大規模な改定を行いました。様々なライブラリやシステムとの互換性の問題が多数ありましたが、解消されています。(*)

・新規:追加で数点のデータ種別(Edge1D、Stripe1D、Ridge1D、StringLabel)がView2DBox管理で対応可能になりました。(*)

・新規:数値を小数点第三位以降も表示できるようになりました。

・改良:AVEXEファイルがより強固な暗号アルゴリズムで保護されるようになりました。 ライセンス付与

・新規:「ファクター」番号がある単一ライセンスにて、Adaptive Vision Libraryで作成したプログラムを複数稼働させることができるようになりました。

・変更:より分かりやすいようライセンス名を以下の通り変更しました: o StudioProfessional (旧名:Professional) o StudioRuntime (旧名:Runtime) o StudioSmart (旧名:Smart) o LibraryProfessional (旧名:Library) o LibraryRuntime (旧名:LibraryRuntime)

・改良:computer-idに基づいたライセンスキーがセキュリティ強化を目的として再設計されました。

・改良:computer-idに基づいたライセンスキーがBase32のエンコードを基盤とするようになり、よりヒューマンフレンドリーになりました。



ハードウェアサポート

・新規:Thorlabs(R)のカメラが製造元のSDKからサポート対象となりました。(*)

・改良:Spinnaker社のSDKが行っているPointGreyカメラのサポートがアップデートされました。(*)

・改良:iCubeのNET製SDKに対するサポートがアップデートされました。(*)

・新規: Lumerena製カメラのサポートが追加されました。

・新規:HikVision製カメラのサポートが追加されました。

・新規:Ensenso製3Dセンサーのサポートが追加されました。

・修正:Imaging Source製カメラのサポートにて、RGBとBGRの色空間の相違がありました。(*) Embedded

・新規:Adaptive Vision Library (C++)が一般的なnVidia® Jetsonプラットフォーム向けとARMv8aアーキテクチャ向けで利用可能となりました。 Deep Learningアドオン

・新規:教師なし学習(Unsupervised mode)にTextureという新規のネットワーク種別を追加しました。素材上に反復パターンからの逸脱がないかを検出する目的に特別に設計されています。

・新規:新規ツールDeepLearning_ClassifyObjectができました。本ツールは、画像全体を分析し、オブジェクトの種類を決定します。

・変更:分類との混同を避けるため、DeepLearning_ClassifyFeaturesフィルタの名称をDeepLearning_DetectFeaturesに変更しました。

・新規:Deep Learningエディタで学習中に、楕円形の対象領域を設定することができるようになりました。

・改良:学習進捗ウィンドウ(Training Progress window)により多くの情報が表示され、学習の進捗に関するプレビューがより分かりやすくなりました。

・改良:学習は準備段階でほぼ完全に中断できるようになりました。

・新規:学習進捗ウィンドウのチャートに、既存のモデル(あれば)からの検証プロセスに関する情報も含まれるようになりました。

・新規:新規に登録されたモデルが過去のモデルを自動的に上書きすることはなくなります。そこで、新しいモデルを保存するかどうかをユーザーが決める必要があります。ユーザーは過去のモデルとの検証結果の比較に基づいて、この決定を行うことができます(上記参照)。

・新規:Deep Learning Serviceのバージョンの互換性を確認する機構を追加しました。過度に古いAdaptive Vision StudioやDeep Learning Serviceを使用した場合、エラーメッセージが表示されます。

・新規:新しい前処理としてdownsamplingを追加しました。これにより、実行時間が大幅に短縮されました。

・改良:対象領域を使用した学習と分類が速くなり、より良好な結果が導かれるようになりました。

・改良:教師あり学習(Supervised mode)における、複数クラスの学習が改良されました。 ・変更:Deep Learningフィルタのヒートマップのチャネルは常に一つとなるようになりました。

・変更:教師なし学習におけるすべてのサンプルが同じ対象領域を使用します(対象領域は学習中に定義)。

・改良:教師なし学習における分類がより質の高い結果を出せるようになりました。(*)

・改良:処理可能な画像の最大サイズ(ダウンサンプリング後)が大きくなりました。

・修正:非ASCII文字を使用したファイルパスとディレクトリの取り扱いを修正しました。

・修正:複数のDeep Learningフィルタを稼働してもパフォーマンスを低下しないようにしました。

・変更:「Validation Set Size」パラメータを削除しました。代わりにDeep Learning Serviceが自動的に本値を算出します。

・改良:推論が大幅にスピードアップしました。

・既に学習登録されているモデルは、新しいDeep Learinngアドオンでも使用可能ですが、最良の結果を得るため、再度の学習登録を強く推奨いたします。


(*):これらの機能は、最新バージョン4.8にも追加されています。

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